どんな苦手な相手もこの一冊さえあればどうにかなる 「正しいブスのほめ方」
お疲れ様です
けなされれば けなされるほど伸びる 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●ブスを褒めるか否か、は全ての人間力に通じる
「ブスなんか褒めても何の意味もない」 そう思った人は少なくないはず
しかし、ブスを褒めれる人は観察力があり、思慮深い人間である。
つまり、ブスを褒めることは人間性の高さを示し、世渡りには欠かせないもの!
題名は「ブス」と書いてあるが、内容は「ブス」だけに限らず
私たちの周りに確実にいる、「イケメン」「美人」「意識高い系」「かまってちゃん」
もしかしたらいるかも、「夢追い人」「DQN」 「欧米かぶれ」「どんくさBOY]
と幅広い人種が一冊にまとめてある。
●本書を通しての感想
題名に惹かれ、おそらく内容はぶっ飛んでるだろうなー、と思って買ったら
意外と中身はしっかりしたもので、なかなかためになる本!
本書を一言で言うと、「ポケモン図鑑」ならぬ「全国人間キャラ図鑑」
あらゆる種類の人間の生態・接し方・褒め方・NGワードが載っています。
また、本書を見ながら他人だけでなく、自分はこの人種かもしれないと自分についても発見できるのが、面白かった
個人的に印象が残ったのが 「意識高い系」に対する正しい褒め方
このようなタイプに「○○は意識高いよねー」という言葉をかけるのはNG
正しい褒め方は
「周りで一番、10年後が楽しみな人!」とのこと
●ポイント:言ってることを全部鵜吞みにした期待MAXの気持ちでいう
是非皆さんの周りの「意識高い系」の方にも上記の言葉で褒めてみてはいかがでしょう
職場、学校、プライベートどんなところでも「嫌いだが、仕事上付き合わなければいけない」人たちは多くいます。そんな人たちが自分たちの都合のいいように変わってくれることはまずない。
それならば、自分が相手の生態を理解し、接し方を変えるほうが早い!
そう改めて気づかされる一冊でした
本書を常に持ち歩き、目の前に出現したキャラをチェックしていき、図鑑コンプリートを目指しても面白いのでは?
<お薦めの人>
・嫌いな相手にお世辞をいうのが苦手な人
・人に対する見方を変えたい人
・人付き合いが苦手な人
<本書に興味がある方>
今回はここまで('ω')ノ
知識は無料にすべきか、有料にすべきか 「知の進化論」
お疲れ様です
圧倒的知識不足 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著書について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●秘匿から公開、有料から無料で提供される知識
知識の価値は隠匿と公開どちらのほうが価値が高まるのだろうか?
印刷技術が発明される前、知識や情報は一部の権力者・専門家にしか得れないものであった。知識は隠匿によって価値を持ったのだ。
しかし、15世紀ヨーロッパに印刷術が発明された結果
知識伝達と拡散のコストが低下し、広い範囲の人々が知識を得られるように
更には、1990年代インターネットが発達したことにより、状態が根本的に変化
今まで有料であった知識 が、誰もが無料で知識を得られる時代になったのだ。
情報を無料で提供するようになった時代
しかし、無料で情報を提供するということは情報供給のインセンティブ喪失を招く。
その結果、発信される情報の質は低下してしまう・・・
今の時代 知識の価値はどこに見いだされるのか?
●著書・野口悠紀雄さんについて
元官僚、経済学者。一橋大学名誉教授。専門は日本経済論、ファィナンス理論。
<著書>
・「超」整理法シリーズ
・「超」勉強法シリーズ
・「超」整理日誌シリーズ
・「超」シリーズ
<本書を通しての感想>
●無料で知識の拡散に感じること
インターネットの普及により、検索欄にキーワードを入れるだけで
自分の欲しい知識・情報がいつでも無料で手に入れらるようになりました。
私を含めた情報を受け取る側からしたら、知識を無料で得れることは非常にありがたいこと。
わざわざ図書館などに行かずとも、多くの知識・情報を簡単に短時間で知れるのは便利すぎる~と思っていますが、勿論いいことづくしというわけでもありませんよね
例えば
・情報の取捨選択に苦労する
・知識のしったかぶりの続出
・サイトを作っても上位の検索キーワードに引っかからないとみてもらえない
などなど他にも色々あるかと
個人的に知ったかぶりの続出が目につきます
無料で知識を手に入れることが可能になり、誰もが知識人になれるようになりました。
しかし、知識を持ってることに満足してしまう。
ある人の発言で「いいこと言ってるはずなのに、なぜか薄ぺらく感じる」と思う人は、自分の中に落とし込まずに、知識をただ引用しただけかと
知識は実践、または自分の中に落とし込んでこそ初めて本当の知識になるもの
私自身も知識を得るだけでなく、一度自分の中に落とし込んでいくことを心がけようと思いますm(__)m
<お薦めの人>
・グーグル、SNSなどの仕組みに興味のある方
・知識・情報の今後の展開が気になる方
<本書に興味がある方>
今回はここまで('ω')ノ
「見せかけ」のエリートではなく真のエリートになるために
お疲れ様です
クズ・エリート 河童の太郎ですm(__)m
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目次
・本書の内容
・著書について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●日本のエリート像の限界
日本でいう「エリート」というのは、一般的に東大、京大といった有名大学卒業者、「高学歴=エリート」というのが昔からの暗黙の了解となっている。
どうやらその日本の旧来型エリート像に限界がきているようだ。
日本のエリートはいい意味でも悪い意味でも、昔ながらの「平均的エリート」の型に収まってしまいがちなのだ。
本来は世界に影響を与えるような仕事をする官僚・政治家がたくさん出てもいいはずなのに、田舎の秀才タイプに満足してしまう人が多いのだ。
佐藤優氏が未来のエリート予備軍である超難関高校生に送る渾身の授業
・真のエリートになるために
・戦争はいつ起きるのか
・僕たちはナショナリズムから逃れられない
の3本立て。
●著書・佐藤優さんについて
主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。
<その他著書>
・「神学の思考 キリスト教とは何か」
・「人に強くなる極意」
・「国境のインテリジェンス」
・「組織の掟」
などなど多くの本を出版。
<本書を通しての感想>
●日本における「エリート」の立ち位置
皆さんは「エリート」という言葉にどんなイメージが持っていますか?
何となくですが、マイナスなイメージが強いのではないでしょうか。
「あいつはエリートだから」「エリート意識が強い」など、否定的なニュアンスがあります。
本書でも述べていますが
ロシアでは中立的な意味でエリートという言葉を日常的に用いています。
それに対して、日本では「エリート」という言葉に対して非常にマイナスです。
そのためかエリート達は社会で次のような立場にいるそうです。
日本の「エリート」達は社会で自らがエリートであることを上手に隠さないと、周囲の嫉妬に潰されてしまうリスクがある p228
常に周囲の嫉妬に注意しなればならない。でも注意しすぎると行動が制限される。
エリート達にとって日本は生きづらい場所かもしれませんね。
私は「エリート」と呼ばれる人達ほど、嫉妬の対象になることはないと思います。
しかし、日本が頑張ってる人の足の引っ張り合う場所であることは間違いないかと
自分の成し遂げたいものが達成するまでは当面、「仕事できない」「頭悪い」といったマイナスイメージを周囲に持たせるよう努めようかなと思いました~
<お薦めの人>
・エリートを目指す高校生・大学生
・受験を控える学生全般
<本書に興味がある方>
今回はここまで('ω')ノ
「夫と同じ墓にはいりたくない」 お墓につきまとう様々なトラブル
お疲れ様です
お墓参りに蚊取り線香は欠かせない 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著書について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●他人事ではないお墓の様々なトラブル
近年、医療技術の発達し、寿命が延長するようになってからか
人々の意識から「死」の概念が薄れつつある。
だが、祖父母、両親といった身近な人の死は必然的に起こるものであり、私たちにとって「死」は遠い未来のものではない。
そして人の「死」に重要な役割を果たすのが、お墓である。
現在、このお墓に多くのトラブルが起こっている。
例えば「死後離婚」という言葉をしっているだろうか?
夫の死後、妻が夫と同じ墓に入ることを嫌がり、夫と別の墓に入ることである
この「死後離婚」が近年増加しつつあるのだ
他にも
・お墓の相場について
・「離檀料」をめぐるトラブル
・先祖代々の墓をどうするか
などなど、お墓の悩みは尽きることはない。
本書ではお墓の現在の問題を解決するだけでなく、墓参りの知識、葬儀の現状など私たちが知っておいて損のない情報が多く詰まっている。
著者・吉川美津子さんについて
葬儀・お墓コンサルタント。「アルック」代表。
90年代半ば、葬儀専門人材派遣会社でセレモニースタッフとしてお葬式の手伝を始める
その後、東証一部上証「公益社」で葬儀施行、営業、セミナー運営等の業務に携わる。
現在、お墓コンサルティングの第一人者として講演活動や執筆、テレビ出演など多忙を極める。
<本書を通しての感想>
● 時代とともに変化する墓参り
線香、お供え物を持ち、お墓に水をかけお参りするやり方はもう時代遅れのようです。
足腰がわるく現地に行けなかったり、忙しくて予定を空けられない人たちにむけ
「お墓参り」の形も時代とともに変化している。
☆ネットお墓参り
基本的にお墓がある人を対象とし、インターネット上で仮想の墓参りをする。
対象者のお墓や遺影の写真をアップし、墓参りをしたいときにマウスで線香や花を添えることができるというもの。
☆お墓参り 代行サービス
高齢者、お墓の手入れに苦労する人などが多く利用するサービス。
代行費用は簡単清掃とお墓参りを組み合わせ、月に1万5000円ほど。開始前と終了後の写真をメールまたは郵送で知らせてくれる。
今回紹介したのは「お墓参り」ですが、アマゾン「お坊さん便」など宗教界全体が時代に合わせて改革をすすめているようです。
本書を20代前半など多くの若い人にも読んでもらいたいと思っています!
「死」というものは常に私たちの身近にあるものです。
「まだまだ自分には関係ない話だ」と言っている方も、知っておいて損のない知識が盛り沢山ですので、是非一度ごらんください!
自分、他人の人生が終わる最後の最後を安心して迎えるためにも。
<お薦めの人>
・お墓、墓参り、葬儀の仕方などの基本知識を学びたい方
・お墓についてのトラブルを避けたい方
<本書に興味がある方へ>
今回はここまで('ω')ノ
「名人」から学ぶいざという時に最良の判断を下せる「決断力」
お疲れ様です
あらゆる場所で優柔不断な河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著者について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●常に最良の結果を出すために
v
学校、職場、日々の生活。
常に私たちは様々な場所において、自分にとってベストな選択をしなければならない。
しかし、ベストな選択を短時間で下すのはそう簡単なことではない。
短時間で意思決定を強くするにはどうすればよいのか。
「将棋界始まって以来の七冠達成」として日本上の話題になった 天才棋士・羽生善治。
本書では、どんな困難な状況でも、「勝ち続ける」ことを可能にした
一流から学ぶ勝負の極意を羽生善治の体験を通して述べている。
●著書・羽生善治さんについて
将棋棋士。小学六年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。
19歳で初タイトルの竜王位を獲得する。96年、「七大タイトル」全てを独占。
「将棋界始まって以来の七冠達成」として日本中の話題となる。
<その他著書>
・「羽生の頭脳1~10」
・「大局観」
・「直観力」
<本書を通しての感想>
●「経験」を活かしきるために、同時に精神面を鍛える
本書では「経験」に関して次のように述べています。
経験には「いい結果」「悪い結果」がある。
経験を積んで選択肢が増えている分だけ、怖いとか、不安だとか、そういう気持ちも増してきている。考える材料が増えれば増えるほど、マイナス面も大きく膨らんで自分の思考を縛ることになる。(p32)
私は「経験」はすればするほど良いと思ってます。
多くの「経験」を積むことにより、自分の新しい一面を知ったりなど新たな発見があるからです。
しかし、一方で「経験」が自分を臆病にしているのは間違いないかと。
私の場合、成功体験より失敗の「経験」が多いため、「自分は仕事ができない」という認識を強く自分の中で植えつけられました。
その「仕事ができない」と認識は、あらゆるところで足かせになっています。
新しい選択肢が来た際に、やる前から無理だと決めつけてしまったり
選択するのに躊躇してしまい、一つの選択に無駄に時間がかかってしまったり・・・
では「悪い結果」になった「経験」を活かすためにはどうすればよいのでしょうか。
本書で述べているのは、「経験」と同時に自分自身をコントロールする力を成長させる
「悪い結果」という「変えられないこと」にいつまでも固執するのではなく
「変えられること」にエネルギーを注げるように仕向ける、マイナス面に立ち向かえる理性を養う必要がある。
今の私に必要なことは自分自身をコントロールする力=精神面を鍛えること
今後経験する中でも、自分を追い込みながら精神面を鍛えていけたらなと思います。
最後に本書を読んだらといって、「決断力」が身につくわけではありません。
しかし、「経験」についてもそうですが、集中力、直感などについて「なるほど!!」と心から羽生さんの考えに共感できる一冊でした!!
<お薦めの人>
・決断力、集中力、直感に関して何かしらの疑問を持つ人
・一流の思考に触れたい人
<本書に興味のある方>
今回はここまで('ω')ノ
何事も続かず自分自身が嫌になっている人達へ 30日で人生を変える「続ける」習慣
お疲れ様です
自称2日坊主 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著書について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●習慣化が人生を変える!!
早起き、資格勉強、ダイエット、禁煙、家計簿などなど。
続けよう続けようと思っても、3日坊主で終わってしまった経験ありませんか?
「続けられない」=自分の努力が足らない・・・
いや、そんなことありません!!
実は何かを「続ける人」というのは
挫折する時期や罠を上手く乗り切るコツを知っている人達なのだ!!
例えば、皆さんは新しい習慣を作るにはどれくらいの時期が必要か知っているだろうか?
結論から言うと、行動習慣(勉強、片づけなど)・身体習慣(ダイエット・禁煙)・思考習慣(発想力)といった、続けたいと思う習慣の種類によって時期や対策方法は違うのだ!!
本書は決して勉強、ダイエットなどの特定の習慣を続けるためのノウハウ本を書いた本ではない。あらゆることを「続ける」習慣を身につけるために書いた本である。
●著書・古川武士さんについて
約2万人のビジネスパーソンの育成と約500人の個人コンサルティングの現場から「続ける習慣」が最も重要なテーマと考え、日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立した。
<その他著書>
・「人生を絶対後悔しない「やりたいこと」が見つかる3つの習慣」
・「マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣」
・「人生を決める成長スイッチをONにする」
・「新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」
・7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる習慣」}
<本書を通しての感想>
●「例外ルール」を上手く活用する
一番最初にも述べましたが、私は基本的に2日坊主です(笑)
最初は「よし、やるぞ!!」という気になるのですが、大体2日目になると他のことに興味を持ち始めたり、気持ちがだるくなったりなどして2日しか続きません・・・・・
しかし、そんな私にも続いている習慣があります。
・ブログ更新
・ジム通い
・1日30分読書
基本的に2日坊主の私がなぜ上記の習慣を続けられているのか、
と本書を読みながら考えた結果
①自分に無理のない習慣である ②「例外ルール」を上手く活用する
の2点が続けられた理由かなと思われます。
①自分に無理のない習慣である
ブログ・ジム通いは両方とも、一週間に最低でも3回更新・行く、というようにしています。勿論毎日やることが理想です。しかし、自分の性格上「毎日やる」ということにしんどさを感じ、今までいくつもの習慣に挫折する日々。
そのため、まずは週3という自分ができそうな範囲から始めることにしました。
「続ける」ことが苦手な方は自分のできそうな範囲から。
例えば、もし早起きを習慣づけたいとしたら、「毎日5時に起きる!!」といきなりするのではなく、いつも6時起きなら次の日は「5分だけ」早く起きる。そして次の日以降は、10分、15分・・・と少しずつ自分のペースで習慣づけることがよいのではないでしょうか。
②「例外ルール」を上手く活用する
習慣づくりの際に、不安定期(8日~21日)に入ると、飲み会・残業などで振り回されることが多くなります。そうなると、せっかくの習慣も続かなくなり挫折してしまう人も多いかと~
私も1日30分の読書は一週間を超えたぐらいから、なかなか上手くいかなくなりました。疲れてて本を読む気がなくなったり、飲み会で夜遅くまで飲み、時間をキープできなかったり・・・。何度も「自分ってだめだな」と自己嫌悪に陥りました。
こんな時に「例外ルール」が役に立ちました!
私の場合、本を読もうという気がおきないときは1ページだけ読む、そしてできなかった分を他の日にプラスして読むという手段をとりました。
大事なのは本を読むという行動を続けることだと、本書を通して気づかされました
続かない自分はダメだと自己嫌悪に陥いる皆さん!!
一度本書を読んで、自分にあった続けるコツを見つけてみてはいかがでしょう
<お薦めの人>
・新しい習慣作りをしたい人
・継続するのが苦手な人
・悪い習慣を断ち切りたい人
<本書に興味がある方へ>
今回はここまで('ω')ノ
「子供っぽい」と思われる人と「大人だな」と思われる人の違いとは 「本物のおとな論」
お疲れ様です
見た目と年齢が釣り合わない 河童の太郎です<m(__)m>
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著者について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●こどもみたいな大人が増えた
「常識に欠けている」「子供っぽい」「苦労知らず」
貴方の周りにこんなことを言われる子供のままの大人いませんか?
日本は教育も普及し、高等教育を受ける人も増加した。
それと同時に、いつまでも一人前の人間にならない大きな子供が増えたのだ。
学校は知識を教えるが、生活経験は教えてくれない。
いくら知識を身につけても、人間として生きる時間が少なければなかなか社会に適応するのは難しい。
「大人」になるとはどういうことか、何をするのが「大人」なのか。
あなたの人生を本当の意味で豊かにするためにも、本当の意味で「大人」になるということを、本書を通して一度考えてみてほしい。
●著者・外山滋比古さんについて
お茶の水女子大学名誉教授、文学博士。全日本家庭教育研究会元総裁。
専門の英文学のみならず、思考、日本論など様々な分野で創造的な仕事を続け。その存在は「知の巨人」と称される。
<著書>
・「思考の整理学」
・「知的生活習慣」
・「乱読セレンディピティ」
・「50代から始める知的生活術」
<本書を通しての感想>
●人を育てるのは知識ではなく苦労
個人的な話になりますが
私の周りで「この人子供っぽいな」と思う人の例として、知識が全てと考える人が挙げられます。
知識は多くあり、考え方も論理的。
しかし、固定概念にとらわれ、予想以外の出来事に弱い。
間違えが起きても、なかなか認めようとしない人・・・。
皆さんの周りにもこのような人いませんか?
本書で「苦労という月謝が人を育てる」という項目があります。
失敗、苦難、不幸などの経験が、人間を育てる最大の力である、というもの。
実際の年齢より見た目や中身が大人びている人。
私の周りにそのような人がいますが、話を聞くと人間関係であったり、家族のトラブルであったり、小さいころからたくさんの苦労しているようです。
また、挫折を多く経験しているからか、人間的優しさを持っている。
知識に偏るのが悪いといってるわけではありません。
知識があるかないかで、物事に取り組むかで出る結果も大きく違いがでます。
「知識」は常に必要ですが、「知る」だけで満足しないことが大事かと。
私も本を読む際は読むだけですぐに終わらせず、内容の一部をすぐに実行するようにしています。
「知識」を得て、実践する。
そして上手くいかなくても、とことん悩み、また歩き出す。
それが「大人」なのでないでしょうか。
<お薦めな人>
・自分の言動、振る舞いを見直したい人
・「大人になる」ということに疑問を持つ人
<本書に興味がある人>
今回はここまで('ω')ノ