噓つきは人間の終わり 「クビツリハイスクール」
お疲れ様です
「青春」という言葉とは無縁の河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
<内容>
急遽、人類最強の請負人・哀川潤から依頼が舞い込んできた。その依頼はある紫木一姫(ゆかりきいちひめ)という女子生徒を学園から救い出すこと。舞台はお嬢様達が通う私立澄百合高校。またの名を首吊高校と呼ばれる場所だった。「ぼく」は早速依頼をこなすため学園に潜入する。しかし、そこで見たものは学園理事長の解体死体であった・・・・。「戯言シリーズ」第三弾。
●本書を通しての感想
本書を簡単に一言で表すと
「能力者系バトル漫画 」 に近いものかと思われる
第一・第二弾が推理小説に近いものだったので、おそらく第三弾も推理ものかなとおもいきや、いざ内容を読んでみると常人の域を超えた女子高生が戦うというバトル漫画のような内容でした。
推理の場面が全くない訳ではありませんが、今までのシリーズに比べたら圧倒的に少ないものかと。「密室」の説明も曖昧な説明のみ。そして、今回の犯人にあたる<ジクザク>。ある程度推理小説・「金田一少年」などの推理系漫画を読まれている方であれば犯人を当てるのに時間はかからないかと思われます。
本書は前回紹介した「クビシメロマンチスト」のように「人殺し」といった、何かしらのテーマで書かれているものではないかと。
今回の作品は好き嫌いがきれいに分かれそうな気がしたり
私は外伝のようなものとして捉えています~
ちなみに、「クビシメロマンチスト」に比べて後味は悪くはありませんでした(笑)
お薦めの人としては、哀川潤が好きな方は本書は是非読んでみてもよいかと。彼女の意外な一面を知れたりできるので(笑)
皆さんの感想など聞けたら幸いです~
<印象に残った言葉>
・信用できるかどうかが問題ではない。問題は裏切らないかどうかだ。p140
<お薦めの人>
・短時間で小説を読みたい方
今回はここまで('ω')ノ
「お前はお前の存在を許すのか」 「クビシメロマンチスト」を読んでみて
お疲れ様です
ポンコツ推理連発の河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
<内容>
「鴉の濡れ羽」での事件から2週間後、「ぼく」はクラスメイトの葵井巫女子から彼女の親友である江本智恵の誕生日パーティーに誘われる。パーティーの誘われた夜、偶然、いや必然的に世間を騒がせる連続殺人犯・零崎人識(ぜろざき ひとしき)と出会う。その出会いが「ぼく」の日常を再び崩すことになるとは知らずに・・・・。
欠陥製品「ぼく」と人間失格・零崎人識が協力し、奇妙な絞殺死体の謎に挑む。
「戯言シリーズ」第二弾。
●本書を通しての感想
結論から言うと 前作「クビキリサイクル」に比べ
非常に後味が悪い終わり方であった・・・
その原因の一つとしては 本書の「語り部」である「ぼく」の歪んだ性格にあるのかと。
本書では「ぼく」は零崎人識に<欠陥製品>と名づけられるが、その呼び名は案外間違いではない。思いやりなど感情の欠落、人の死における感覚の欠落など欠けている部分が多く、人を落ち着かせない性格でもある。今回の殺人事件の一つも彼の歪んだ性格が起因であったかもしれない。読んでる途中で犯人実はこいつじゃないか・・・と思ったりもしました(笑)
私が本書で気になったポイントととしては
カラオケボックスでの「ぼく」と零崎の「人の死」についてのやりとりである
殺人を繰り返す零崎と人殺しを許容できない「ぼく」。
共通するのは「他人の気持ちがわからない」ということ。
この二人の「人を殺すのはどんな気持ちなのか」「人の死とは」といった答えの出ない会話は鮮明に記憶に残っています。
作者も述べていますが 本作品は一言でいうと人殺しの話です。
単に殺人事件を解決する少年探偵の話ではなく
目的を見失った殺人鬼と手段を見つけられなかった殺人犯の話だということ
あまり暴力的な表現が得意でない方はお薦めできないかもしれません
「戯言シリーズ」第二弾ですが、第二弾から読んでも内容はついていけると思います!
<印象に残った言葉>
同情でき、憐憫を感じ、そして同調できる。しかし、いいことばかりではない。
なぜなら、他人を羨望し、嫉妬し、羨むのも、他人に感情移入ができるがゆえ
「他人の気持ちがわかること」それはメリットにもなればデメリットにもなる。p317
<お薦めの人>
・「物語シリーズ」などの西尾維新の作品を読んだことがある方。
・推理小説をある程度読んだことのある人
今回はここまで('ω')ノ
常識の先を歩く男の見る世界 「魔法のコンパス」を読んでみて感じたこと
お疲れ様です
好きな芸人は「野生爆弾」、河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
<内容>
お笑い芸人<キングコング>ツッコミ担当、西野亮廣。皆さんは彼に対してどんなイメージを持っているだろうか。おそらく「お笑い界で一、二を争う嫌われ者」「SNSでよく炎上する人」などマイナスのイメージを持つ人も多いのではないか。実際、私も本書を読むまではそのようなマイナスイメージが少なからずあったし、芸人以外にどんな活動をしているのかわからなかった。
しかし、間違いなく本書はそんなイメージを吹き飛ばしてくれるだろう。芸人、絵本作家、村長ついには上場企業の顧問にさえ就任したキングコング西野。本書は様々な活動や体験を通してキングコング西野が生み出した「イベントの仕掛け方」「新しいビジネスの発想」「お金の概念」について述べてあるビジネス書である。
●本書を通して感じたこと
上記でも述べましたが 本書読んだ結論として
キングコング西野さんに対する見方が180度変わった
今ままで「twitterなどの問題発言で頻繁に炎上してる人」というイメージから
⇓
本気で世の中に面白いことを作り出そうとしている人
と自分の中で変化した。
自分が気になったポイントの一つととして
なぜ自分がいる場所の居心地良いのかいうと、以前、この場所にあった「壮大な問い」をすでに誰かが解決してくれたから p27
電話、テレビ、冷蔵庫 今ある多くのものは私たちにとってはあるのは当たり前
しかし、これらの物は全て偉人たちが「問い」に対して向き合った結果だ。
人生を賭けるほどの「問い」を見つけるには 居心地の悪い場所に立つ必要があるのだ
居心地が悪いからこそ「なんで」「どうして」といった問いが見つかる
まず「問い」を見つけるために誰も踏み入れない足場の悪い場所に行ってみるということだ。
SNSで「泣けるビジネス書」と話題でしたが
泣けるようなことは一切なく、今後のビジネスを先取りしたビジネスヒント書かと思われます。芸人さんということあり、ビジネスを見つける糸口も興味深かった
毎年8月の独演会、年末の天才万博も是非行ってみたいと思います!
「魔法のコンパス」に載っていた、ある人に興味をもったんで紹介しますm(__)m
ホームレス小谷さん
50円で1日を売り続ける男
「え、一日たった50円」と思う人もいるはず。どれだけ働いても50円の何でも屋。
1ヵ月働いてもたったの1500円にしかならない。
しかし、小谷さんが得るのは50円だけじゃない。
50円と「こんなに働いてくれて本当にありがとう」という恩。つまり「信用」を手に入れるのだ。
彼は多くの人から信用を手に入れた結果、結婚式の開催費用を3週間で250万円もの大金を集めたほど
彼はお金持ちではないが「信用持ち」なのだ。
是非皆さんも一度小谷さんを依頼してみてはいかがでしょう
<お薦めの人>
・キングコング西野にマイナスのイメージがある人
・何かしらビジネスの発想を参考にしたい人
今回はここまで('ω')ノ
「真実はいつも僕の手の届かない場所にある」 孤島×密室×首なし死体
お疲れ様ですm(__)m
推理小説を結論から読み始める河童の太郎です
今回紹介するのはこちら
<内容>
舞台は絶海の孤島「鴉の濡れ羽」。その館に招待された天才技師・、玖渚友(くなぎさ とも)とその付添人を頼まれた、本書の語り手でもある「ぼく」。科学、絵画、料理、占術、工学、5人の「天才」が館に集まった時、<首切り殺人>の幕があける。「青色サヴァン」こと玖渚友とごく普通の少年、「戯言遣い」ぼくは天才の凶行を止めるため、この事件に挑む。
「刀シリーズ」「物語シリーズ」でお馴染みの西尾維新、デビュー作「戯言シリーズ」第一巻。10月にはアニメ化も決定。
まず率直な感想
最後の最後まで気が抜けなかった・・・
犯人が判明し、事件も「一応」の解決。
それでも不透明な事実(犯人の動機、人物の行動心理)が多数あり、事件が解決を迎えても「モヤモヤ」した気持ちで本書を読み続けていました。
その「モヤモヤ」が解消されたのが、本当に最後の最後。事件の<不透明>な部分を明確にしてくれました。(全部が明確になった訳ではありませんが*1)
「目に見えるものが全てでなはい」とはこのことだなと~
本書のメインは<密室トリック>よりは各登場人物の「個性」かと。
<密室トリック>は正直、「こういうことだったのか!!」「これは凄いー」ということは一切なく・・・
思わせぶりな言葉が多く、思考がこんがらがりましたが、答えは単純でした~
時折推理小説によっては、この人物は「何のためにでてきたのか」など最後までわけのわからない人物が一人ぐらいいたりしますが
本書では各登場人物が本当に個性的で、本書で何かしらの役割を必ず務めています。
本書の登場人物は館の主人、4人のメイド、5人の天才、その付添人の「ぼく」と男性、ぼくとすれ違いで到着する<人類最強の請負人>。合計13人。
天才同士、天才と凡人、凡人同士との会話。それぞれの登場人物がもつ「価値観」の違いから生まれる会話は興味深かったです。
文章のところどころにある「伏線」で頭を抱えたり、文書がよみづらくて途中で嫌になるかもですが、是非最後の最後まで読んでみてください。
アニメも同時に見て頂けたらなと~
<印象に残った言葉>
後悔するという行為には心を休ませる意味があるらしい。とりあえず後悔だけしておけば、今目の前にある問題から逃げることができる。悪いのを全部昔の自分にしてしまって、だからそれは、とりたてて自責ってわけではなくて。
後悔している間は正しい自分でいられるから。
<お薦めの人>
・「物語シリーズ」などの西尾維新の作品を読んだことがある方。
・推理小説に興味はあるが、読んだことのない方
今回はここまで('ω')ノ
感想などお待ちしております!
*1:+_+
大学で何を学ぶことができるのか なぜ「大学は出ておきなさい」と言われるのか
お疲れ様です
勉強が死ぬほど嫌いな河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
<内容>
「大学ぐらいは出たほうがいい」一度は皆さんも言われたことはあるのではないか。
確かに大学を出たほうがいいとは思っている方もいるだろう。しかし、「授業を休んで遊びに行ったり」と大学生の現状を聞いていると、何のために大学に行くのかを改めて考えさせられる。
なぜ「大学は出ておきなさい」といわれるのか。その理由の1つとしては大卒者の方が高卒者より、「一応」有利だからである。就職に際して門前払いされるリスクが低いこと、労働条件のいい仕事や職業に就きやすい、賃金が高いことなど3つの点で有利なのだ。こういう理由もあり親や先生は大学進学を私達に勧めてくるのだろう。
大学生活というものは一瞬で過ぎ去ってしまう。そして卒業してすぐに我々は「社会」という無法地帯に投げ出されるのだ。そうなると、頼りになるのは自分の「チカラ」のみ。その「チカラ」を在学中に身につけなければならない。(力というのは問題発見力、人間力など)。
大学で何を学びたいか、大学をどう過ごしたいか、大学でどんなスキルを身に着けたいか。学生の皆さん、今一度自分の将来の進路を明確にするために本書を読んでみてはいかがだろうか。
●大学は何を学べるところか
勿論専門分野などの学問を学べる場所なのは言うまでもないでしょう。近年、大学は「就職予備校」とも言われており、早い段階での就職ガイダンス、OB・OG訪問など就職までの段階をサポートしてくれる場所でもあります。
その他、大学には充実した環境が整っています。しかし、大学を十分に生かすためには学生にはいくつかのスキルが求められると本書は述べております。
まず、目標設定能力
大学は単位を取る以外はほとんど個人で目標を設定しなければなりません。資格を取る、スキルを身に着けるなど常に目標を自分で設定する必要があります。
次に 問題意識
問題意識とは「ある事態などに対し、その重要性を見抜いて、主体的に関わりあおうとする心の持ち方」です。
この他にも色々あるとは思いますが、このようなスキルを本人の意識次第で学べる・身に着けることが可能かと
ちなみに私は「人間力」を学ばせていただきました。
人間力の中で「人の心を動かし方」についてです。
皆さんは大学で何を一番学びましたか?
<お薦めの人>
・将来の進路に悩んでいる高校生全般
・大学に入学したての学生
・大学を有意義に過ごしたいと思っている学生
今回はここまで('ω')ノ
今までの人生は本当に「自分」の人生といえるのか
お疲れ様です
振り返れば全てが黒歴史 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
<内容>
「 今までの人生は本当に自分が望んで歩んできた人生か」
この問いに違和感を感じる人もいるだろう。本書は述べる、今までのあなたの人生は親、学校、社会の価値観によってつくられた役を演じてきたにすぎないと。
つまり あなたの人生ではないのだ。「いや、そんな馬鹿なことがあるか」と思う人もいるはず。過去の人生を振りかえると、大学なり会社なり少なからず「自分の意志」があったはずだから。
ここで確かめたいのは、 その選んできた選択肢「なんとなく」選んできてないか。「なんとなく」それなりの学校に行き、「なんとなく」それなりの会社に入る。「なんとなく」という感情ほど怖いものはない。その感情は自分以外の親、学校といった外部からの価値観を植えて受けられた結果なのだ。「なんとなく生きている」ということは死んでいることと同じであると本書では述べている。
あなたの本当の意味での人生を歩むために今までの価値観を一度ぶち壊す必要がある。
さあ 否定から始める自分の人生の物語を始めよう。
●今ある自分の考えや価値観は本当に「自分」のものなのか?
価値観というものは個人の「今までの経験」や「感覚」と結びついててると考えられます。その経験や感覚というものは育った環境、親、身近の人間関係の様々な影響が少なからず含まれているはずです。
物事を判断するときに「今までの経験」や「感覚」で判断しますが、それらには外部からの影響が含まれているので、
今の私の価値観は「自分」の価値観というよりは「誰か」の価値観ってことになるんじゃないかなと少し怖くなったり・・・・
「自分」の価値観ってなんなんですかね?
個人的に思うのは
「今までの人生でどれだけ考えて物事を決めてきたか」が左右するのではないかと
例え 他人の考えと同じ意見でも、その意見が自分の頭で考えた意見であればそれは自分のもの
例え 親から提案された選択肢に決めても 自分が考えて決めたことならそれは自分のものになるのではないかなと
本書を読んでまず思ったのは
少なくとも大学入学までは「自分」の価値観でなく「親」の価値観で生きていたと
小さいころから 学校も部活も遊びも親の意見、影響が強く関係していました
そしてその選択肢に「自分の考え」を一切入れなかった 親の意見を疑わずにいた・・
つまり自分で「考える」という作業を怠っていました。
皆さんは「既存の答えを探す人」ですか? 「自分で答えを作り出す」人ですか?
<お薦めの人>
・進路が決まっているが、その進路に迷いを感じてる人
・過去の出来事から一歩踏み出せない人
今回はここまで('ω')ノ
社会人に必要なスキルとは 「ビジネススキル大全」
お疲れ様です
社会に全く適さない河童の太郎ですm(__)m
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<内容>
「仕事のやり方がわからない・・・・」と若い人からこんな言葉を聞くことがある。
会社の研修で日常業務に直結する内容は指導されるが、思考力、文章力といったベースとなるスキルを教えてくれる機会が少ないようである。
いざ自分でスキルを学ぼうと書店に足を運んでも、現在「ビジネススキル」を記述した書籍は多くある。「どれを選んでよいかわからない」「選んだ本がダメな本だったらどうしようと」悩む方もいるだろう。
本書は3万人以上のビジネスパーソンから教わったことなどを一冊の本にまとめたものである。仕事を進めるうえで土台となるスキルが主に載っている。時間がなくてビジネス本を読めない方にはお薦めである。
●社会人に必要なスキルとは何だろう
思考力、文章力、プレゼン力・・・・などなど社会人に必要なスキルは数え切れなほどありますよね。
個人的に自己管理能力が非常に低いと思っていて
でもそのために「どんなことをすればいいのか」 「どんな本をよめばいいのか」と考えていると
本書で目にとまったのが 「最小の労力で 最大の成果をあげる」
全部の作業に全力を注ぐのではなく 手を抜くところと力を入れるところを見極めるというもの。
「頑張ればなんとかなる」「やっただけの努力を認めてもらえる」という姿勢が強かったのですが、これを機に一掃しようと思います。
ちなみに
皆さんが思う 最も社会人に必要なスキルは何でしょうか
ある記事では「新社会人に必要なスキルベスト3」
3位 自己管理力
自分の仕事の管理は他人がしてくれるわけではありません。更に体調を管理できないとと周りに迷惑がかかってしまう・・・
2位 理解力
求められていることに応えるためには 相手の話す内容をしっかり理解する必要がある。
そして1位は・・・・・
コミュニケーション能力
仕事は基本的に一人でやるものではありません。人間関係構築には欠かせない
という結果ですが 個人的には理解力が1位かなーと思ったり
自分の思う必要なスキルを明確にして本書に望んでみてもよいかと
先ほどでも言いましたが本書は 仕事を進める上でのベースとなるスキルが主に載ってます。「自分は今どんなスキルを持っていて、どんなスキルがないのか」を明確にする手段として利用してもらえたら幸いです。
<お薦めの人>
・スキルに興味があるが 何から始めていいかわからない方
・来年から社会人になるが 自分のスキルに自信がない方
・何かしらのリーダーを務める立場にいる方
ではまた('ω')ノ