アイディアの神様は辛抱強い人に舞い降りる 「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」
お疲れ様です
富士急のゆらゆら海のハムSHIPには二度と乗りたくない 河童の太郎ですm(__)m
今回紹介するのはこちら
目次
1、なぜUSJは奇跡的なV字回復に成功したのか
2、アイディアの神様を呼び込むには?
3、本書を通しての感想
<本書の内容>
1、なぜUSJは奇跡的なV字回復に成功したのか
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)といえば、大人も子供も楽しめる
関西の大人気テーマパークである。
しかし、そんなUSJも一時期来場者数が低迷し、倒産の危機が迫った時期があった
ことをご存じだろうか?
その危機を救い、V字回復をもたらし、極限状態で数多くのアイディアを閃き続けた
森岡氏は、低迷していた来場客数をどんなアイディアで伸ばしたのか。
「世界最高をお届けする」という使命を胸に刻み、奮闘し続けた森岡氏の
アイディア技法とUSJにかける熱い思いがこの本にぎっしり詰まっている。
USJに何回か行ったことのある人は、是非読んでみください~
2、アイディアの神様を呼び込むには?
アイディアってどんな時に思いつくんだろう?
今までの経験上、仕事とは無関係な時間、風呂・友人との食事とかに
突然、「パッ」と頭上に光が落ちてくるものであり、自分が必要な時に限って
頭の隅々までめぐらせてもなかなか思いつかない。
「アイディアの神様」ってある程度、自分の脳の中に情報をストックしている時に
こんな無条件に自分に降りてくるものだと思っていた。
しかし本書によると、どうやら「アイディアの神様」を自分に呼び込む法則があるようだ!!
それは・・・・
イノベーション・フレームワークの概念には、4つの技法がある。
①フレームワーク ②リアプライ ③ストック ④コミットメント
今回はこのうちの一つであるリアプライについて~
リアプライとは、アイディアを探すときに、今まで似たような問題はなかったかと、
先行事例を探すことである。
日本人の悪い癖として、自分自身で考えを作りたい!!、という気持ちが強いせいか
何でもゼロから探し始める癖がある。
僕はアイディアを出すのが非常に苦手である(笑)
原因の一つに既存のアイディアから探すのではなく、自分自身で新しいアイディアを
つくりだそうとしていたのだと、本書を通して気づかされた。
他の3つの技法について興味のある方は、是非本書を読んでみては如何でしょう~。
3、本書を通しての感想
USJの宣伝を見てみると
「ワンピース」とコラボしたかと思えば、次は「モンハン」、「進撃の巨人」
と色んなジャンルとのコラボしているのをCMなどで見かける。
そんな多種多様なコラボに 「映画と関係ないじゃん」「何を目指しているのかわからない」と思う人も少なからずいるんじゃないかなと~。
そんなUSJに対する見方を大幅に変えると思われるのがこの一冊である。
(僕もUSJに対する見方が大きく変わりました)
勿論、この本を読んでアイディアの生み出し方というのも学べる。
アイディアがなかなか思いつかない自分には非常にありがたい。
しかし、それ以上に改めて学んだのは
諦めないことの大切さ である。
この本の前半は、USJのマーケティング最高責任者(CMO)である
森岡さんの苦労が描かれている。
森岡さんがUSJに入社した頃、来場者は開業時1100万人から700万人台前半まで
におちており、USJが倒産しかかっている時でもあり、窮地に立たされていた。
そんな最中、10周年となるUSJで「ハッピーサプライズ」という企画を
成功させるために、森岡さんはお金と時間がない極限状態でひたすら頭を使い
トリックアートやフラッシュ・バンド・ビートなどお金に負担をかけない様々な
アイディアを思いついていく。
どんな極限状態でも、諦めずに考え続けた森岡さんだからこそアイディアの神様が
舞い降りてきたのかもしれない。
年パスを買い、何度もUSJに遊びに行っている人もこの本を読んでから、
是非もう一度遊びに行ってほしい。
きっと見る視点が変わり、今までの倍楽しめるかと思いますm(__)m
<お薦めの人>
・USJに何回か行ったことがある人
・アイディアを出すのが苦手な人
・何かしらの仕掛け作りをしたい人
<本書に興味のある人>
今回はここまで('ω')ノ