地位もある名声も手に入れた、でも幸せを感じない・・ 「幸福の哲学」
お疲れ様です
アニメを見れたらそれでよい 河童の太郎です<m(__)m>
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●「幸福」とは何なのか
私たちはどういうときに「幸福」を感じるのか
何か困難なことを達成した時
人の助けになった時
趣味に没頭してる時
人によって幸福の感じ方は様々。
では幸福とは何なのか。
生きる上でどうすれば幸せな人生を歩めるのか。
「嫌われる勇気」の著者 岸見一郎氏が
「幸福」について根本からじっくり考えた本である。
<本書を通しての感想>
①成功と幸福の違い
②本書を読んでみて
①成功と幸福の違い
今まで、「幸福」は成功の延長にあるものだと思っていた。
例えば、努力して一流大学・大手企業に入ることで、周りから称賛されたり
ある程度の将来を約束されたりなどの「幸福」が自然とついてくるもの。
つまり、成功なしに幸福は得られないものだと考えていた。
でも、実際は「成功」と「幸福」は全く別のもであった。
成功したからといって、必ず幸福になれるわけではなく、
成功しなくても、人はすでに「幸福」であるようだ。
じゃあ,成功と幸福の違いは何んだろうーと思ってるとき
友人のカメラマン・プリティがいってたことがピンときたので載せておきます。
●幸福
今ここにあるものに気付けること。
自分がどんな現状であれ、幸福となる、物、事象、現象は存在する。
●成功
設定した目標に到達すること。
例えゴールに到達しても、幸福になるとは限らない。
成功した現状に自分が満足できるかどうかで幸福が決まってくる。
②本書を読んでみて
そもそも「幸せ」って何だろう~と考えてる時点で
おそらく自分は今の現状に満足してないんだろうなーと思う(笑)
本当に幸せなら「幸せ」とは何か?なんて考えないだろう。
自分にとって「幸福」を感じる時は
・会いたい人に会えたとき
・うまい飯を食べたとき
・温泉に行けたとき
など本当にささいなことで自分は「幸福」を感じられる。
しかし、最近SNSの発達により他人との距離がより密接になったせいか
すでに私たちはささいなことでも幸せなのに、他人の上手くいってる姿や
楽しそうな姿をSNSを通してみて、自分はまだまだ幸せじゃない・・・
もっと頑張らねば・・・と思いこまされるようだ。
本書では
幸福は「なる」ものでなく「ある」もの だと述べている。
人は何かの出来事で幸福になったり、不幸になったりしない。
すでに今人は幸福である、というもの。
この理論は非常に納得はできる。
ただ、幸福はすでに身近にあるものとはいえ
他者との関係は切り離せないし、他者と比較も避けられない。
となると、いくら自分は幸せーだなぁと思っても、
その幸せは少し無理に思った幸福で、心から感じる幸福ではない・・
人との距離がより身近になった今では
ささいな幸福でさえ感じるのは難しいんじゃないかな~
<お薦めの人>
・他人と比較しすぎてしまう人
・少なからず現状に満足してない人
・幸福についてじっくり考えてみたい人
<本書に興味のあるひと>
今回はここまで('ω')ノ