「子供っぽい」と思われる人と「大人だな」と思われる人の違いとは 「本物のおとな論」
お疲れ様です
見た目と年齢が釣り合わない 河童の太郎です<m(__)m>
今回紹介するのはこちら
目次
・本書の内容
・著者について
・本書を通しての感想
<本書の内容>
●こどもみたいな大人が増えた
「常識に欠けている」「子供っぽい」「苦労知らず」
貴方の周りにこんなことを言われる子供のままの大人いませんか?
日本は教育も普及し、高等教育を受ける人も増加した。
それと同時に、いつまでも一人前の人間にならない大きな子供が増えたのだ。
学校は知識を教えるが、生活経験は教えてくれない。
いくら知識を身につけても、人間として生きる時間が少なければなかなか社会に適応するのは難しい。
「大人」になるとはどういうことか、何をするのが「大人」なのか。
あなたの人生を本当の意味で豊かにするためにも、本当の意味で「大人」になるということを、本書を通して一度考えてみてほしい。
●著者・外山滋比古さんについて
お茶の水女子大学名誉教授、文学博士。全日本家庭教育研究会元総裁。
専門の英文学のみならず、思考、日本論など様々な分野で創造的な仕事を続け。その存在は「知の巨人」と称される。
<著書>
・「思考の整理学」
・「知的生活習慣」
・「乱読セレンディピティ」
・「50代から始める知的生活術」
<本書を通しての感想>
●人を育てるのは知識ではなく苦労
個人的な話になりますが
私の周りで「この人子供っぽいな」と思う人の例として、知識が全てと考える人が挙げられます。
知識は多くあり、考え方も論理的。
しかし、固定概念にとらわれ、予想以外の出来事に弱い。
間違えが起きても、なかなか認めようとしない人・・・。
皆さんの周りにもこのような人いませんか?
本書で「苦労という月謝が人を育てる」という項目があります。
失敗、苦難、不幸などの経験が、人間を育てる最大の力である、というもの。
実際の年齢より見た目や中身が大人びている人。
私の周りにそのような人がいますが、話を聞くと人間関係であったり、家族のトラブルであったり、小さいころからたくさんの苦労しているようです。
また、挫折を多く経験しているからか、人間的優しさを持っている。
知識に偏るのが悪いといってるわけではありません。
知識があるかないかで、物事に取り組むかで出る結果も大きく違いがでます。
「知識」は常に必要ですが、「知る」だけで満足しないことが大事かと。
私も本を読む際は読むだけですぐに終わらせず、内容の一部をすぐに実行するようにしています。
「知識」を得て、実践する。
そして上手くいかなくても、とことん悩み、また歩き出す。
それが「大人」なのでないでしょうか。
<お薦めな人>
・自分の言動、振る舞いを見直したい人
・「大人になる」ということに疑問を持つ人
<本書に興味がある人>
今回はここまで('ω')ノ