「カイジ」から学ぶ心理学 ~漫画から何を学べるか
お疲れ様です
今更になり
「こち亀」にはまっている
河童の太郎ですm(__)m
漫画って一度はまると怖いですね(笑)
時間を忘れて読み更けてしまいました・・・・
さて
今回はこちら
皆さんは漫画はよく読まれますか?
おそらく人によっては「漫画を読みすぎると馬鹿になる」
という方もいらっしゃいますが
私は漫画から学べる知恵や教養は非常に多いと考えています~
事実 想像力を高めるものとして 子育てに漫画を使用している人もいます
私はこの「カイジ」という漫画を知っていたので
どのようなものを学べるんだろう~
という感じで手にとってみました
では内容に入ります~~
目次
①カイジについて
②内容紹介
③本書を読んでみて
④印象に残ったところ
①カイジについて
●正式名称「賭博黙示録カイジ」
自堕落な日々を過ごしていた主人公 伊藤開司(カイジ)が友人の保証人となって多額の負債を抱えたことをキッカケに 様々なギャンブルに挑んでいく・・・
●第22回講談社漫画賞一般部門を受賞
●発行部数 累計2000万部を超える
●2009年に実写映画化
②内容紹介
●直感で道を切り開け!!
人間は深く考えずに直感で選んだほうが、優れた判断ができる
特に生命に関わる判断についてのほうが
ただし直感に頼る場合は
・どんなに調べても情報が得られない場合
・結論が不明瞭な場合
の2つの局面のみのようです。
●酒は勝負師にとって敵か?味方か?
アルコールは思考を妨害する働きがあります
しかし
その思考が自己批判・ネガティブな思考の場合
心理的な安心感をもたらすようです
つまり酒は
冷静な判断・理詰めの思考を求められる状況
↓酒
判断ミスの連発・判断速度が落ちる
ただし
勝負の最中 不安に駆られがちな人・緊張で手足が震える人
↓酒
酒はプラスに作用する
●言質をとって退路を塞げっ・・・・
人間は第三者の前で自分の意見を公表すると 義務感や責任感が働き
実際に言ったとおりの行動を起こす可能性が高くなる(p97)
これを「公表効果」という
よって
必ず守ってほしい約束は大勢の前で交わすほうがよい
●相手の旨味を奪い取れ!
ここでは
「ロー・ボール」テクニック
という心理的戦略が紹介されています。
これは
最初は受け止めやすい玉を投げて とにかく受け止めさせる
その後 ああだこうだ理由ををつけて相手の旨味を取り除いてしまう(p110)
人は一旦登りかけた木から下りるのに、ためらいを感じる。
そこにつけ込んだのが「ロー・ボール」テクニックだ。
●身体的接触を駆使して相手を落とせ
相手の体に触れる行為を「タッチング」という
これは説得の承諾率を高める 親密性を高める 魅力を感じさせる効果などを与える
つまり
タッチングすればするほど承諾率が高まるというもの
ただしこの場合のタッチングは
手、肩 腕 背中の部位に限る 握手などが効果的
③本書を読んでみて
本書は漫画「カイジ」のワンシーンを心理学の実験を踏まえて解説したものでず。
前回紹介した「モンハン」同様
「カイジ」を知らない人は少し読むのは厳しいかと・・・・
漫画を読んだことある方からは
「この登場人物の行動はこんな効果があったのか!!」
と新たな発見がありおもしろいかと思われます
また作者も述べていますが
改めてこの漫画は我々に
「人間はどれだけ追い詰められても 必ず抜け道がある」という心理
「本人があきらめなければ やり直しがきく」ことを
教えてくれる漫画であると実感しました。
題名は「心理学」ですが中身は「自己啓発」に近いかと
最近 少し自信を失ってる方も読んでみてもいいかと思われます~
④印象に残ったところ
・人間は自分で物事を決定し、責任を負うことで初めて精神的に強くなる
・命はもっと粗末に扱うべき・・・
・トイレには勝利の女神さまがいる・・・
・言質を取り相手の退路を塞げ
作者の持論では「漫画を読むと 頭がよくなる」と述べています
頭がよくなるかどうかは明確ではありませんが
漫画から得られる知識・経験は大きいものではないかと
では今回は以上で('ω')ノ